40歳からの武道の始めかた、いつもお読み頂きありがとうございます。

 以前の記事の中で稽古と仕事とのウェイトについて書きました。[ 仕事と稽古のウェイトは? ] ところで、仕事で都合がつかない時に稽古に出られないのは当然として、風邪で熱を出したなどというときも稽古は休まざるを得ません。

 そうではない場合。つまり仕事とのバッティングがなく、体調も悪くない。だから稽古に出ることは可能である、という場合。そんな時でもなぜか「 今日は何となく稽古に行きたくない 」 「 しんどいな 」と感じることが稀にあると思います。特に理由はないのです。別に武道を嫌いになったわけでもない、ヤル気もある。でも何となく気持ちがカラ回りしていて、今日は稽古に行きたくない。そんな時どうするか?

 アドバイスをするとすれば、「そんな時は稽古を休んで良い。ただし2回続けて休むな」 ですね。

 しんどい気持ちを抑えてまで、無理して行くことはないと思います。たまたま与えられた休息の時間と考えて、今日は休んでゆっくりしましょう。いわゆる 「 ずる休み 」 ですから、罪悪感もあるのですが、あえて今日のことは忘れてしまうのが一番です。罪悪感を覚えることなく休んでください。 「 罪悪感を覚えながら休む 」 というのは、かなりきついストレスです。

 しかし、次回は必ず稽古に参加してください。ずる休みが2回以上、続いてしまうと、いよいよ強い罪悪感に苛まれてしまいがちです。結果として、休めば休むほど稽古には出にくくなってしまいます。これはいずれ、稽古そのものからフェードアウトしてしまう典型的なパターンです。

 今後、何年もの間に渡って稽古を続けていくつもりならば、「 長く続けていくためにはどうすべきか 」 という視点が必要になります。その点からいうと、たまのずる休みくらいはあっても良いです。今日は休んで次回から頑張りましょう。

 今回もお読み頂きありがとうございました。